そしてもうひとつ、血だらけ...には
心から離れる事のない強く胸にキズ
付いた事件がある。
小5の時、親友Mちゃんのお母さんが
家業である八百屋さんの店先で
お父さんに包丁で刺され血だらけで
倒れた。そして...
Mちゃんのお母さんは亡くなって
しまった。
あまりにセンセーショナルな出来事
だった。その時センセーショナルと
いう言葉は知らなかったが、
正しくセンセーショナルな出来事と
していつまでも忘れる事が出来ない。
翌日は早く家を出た。もしかしたら
Mちゃんが学校に来るかも知れないと
思った為だ。
母はそれを悟ったらしく、
早く行ってもMちゃんは学校には行か
ない!と言う。
「じゃあ家に行ってみる!」と言うと
もう家にも居ないと言う。ならば
何処に居るのか尋ねてみると
「しかるべき場所」だと言う。
「しかるべき⁈」
初めて聞く言葉だ。
私は母の言葉を遮るように学校へと
急いだ。
しかるべき、しかるべき...この言葉を
忘れないように何度も心の中で
繰り返しながら走った。🏃♀️
教室に着くとランドセルを開け
ノートの隅に "しかるべき"と
メモした。
もしMちゃんが学校に来なかったら
この "しかるべき"という場所に
行ってみようと思ったので忘れない
ようにメモした。📝
