幼い頃、夏場はランニングと短パン

だった。🎽 🩳


(ゴボウ)と呼ばれる程、

色黒だったらしく母も祖母もかなり

気にしていたのを知っている。



祖母がご近所さん達との立ち話で

色の白いは七難隠すんだけどねぇ〜、

と言っている事が私を指していると

気付いていたし...


女の子には相応しくない呼び名。

細くて色黒、そのままだ😢


でも当の本人はゴボウは

好きな野菜できんぴら、てんぶら、

筑前煮に入っている味の染みた

ゴボウは大好きであったし、

おにぎりの具は何より山ゴボウが一番

好きで、渋い子供だった。🍙


従ってゴボウと呼ばれる事を嫌だと

思った事はない。



そんな私が血だらけになったのは

お兄ちゃん達を見失わないよう

必死にくぐり抜けたはずの有刺鉄線に

ランニングのみならず背中を

引っ掛けて切れてしまった為だ。

そのまま走っていたので、

ランニングは血で染まったのだった。



大変な現場に遭遇したおばさんは、

お兄ちゃん達に遅れまいと走る私が、

まるで男どもを追いかけ回している

かのように見えたのだろうと

思われる。



正かの勘違いで母に通報‼︎

 母は要らぬ心配をする事となった。


こんな子供達の日常では

シーソーからも、ブランコからも

落ちた事がある。


オデコから流血した事もあるし、目の

直ぐ上を切った事もある。

有刺鉄線で背中が切れたくらい何が

どうという事でも無かった。

🌳 🤸 🛝 🚲 🏃🚰 🚶 🌲



なのにその後、正月に親戚が集まると

お決まりのようにその出来事を話題に

された。


最初は母が笑い話として話した事では

あったが、

次第に叔父がそして叔母が口火を切り

話は膨らみいつしか、あたかも見て

いたかの如く最もらしく語られる。



何と不可解な現象、いや不快な現象。

次第に尾ひれ歯ひれも付いてドンドン

面白おかしく発展して行く。

あれは一体何だったのだろう?...と

思う。


学業優秀で名門校に入ったとか、

スポーツ万能で〇〇大会に出場した

とか、ピアノやバイオリンで海外留学

したとか、そんな名誉ある話とは

トント縁のない子供の頃のホント

しょうもないヨタ話。

年に一度の恒例行事。



「もういい加減にしてよ‼︎

いつまでそんなつまらない事を延々と

云々」 そんな風に論破しない私。

出来ない未熟な私。


幼くして己の不甲斐なさを感じる私。

こうして私という人間の人格形成が

出来上がったのではないかと、今も

思っている。