何だか、何だか凄く打ちのめされた気分を引きずりつつ、不本意で且つ遅まきながら部長に確認を。
「あのー、買い付けと仰いますが
私は海外の仕入れに関して全く経験が無くドイツ語もイタリア語もスペイン語もサッパリです。
どの国でどのような物を買い付けるのか
さえ伺わず二つ返事しておきながら
今頃になってこんな事を言い出しまして本当に申し訳ありません!」
「あー、分かってるよ!会社で一番度胸がありハッタリが利くからオマエに任せようと思った。何も買い付け出来なくても構わない。
人脈を付けて来い!レールが敷ければ
後は本社で語学の堪能な者が引き継ぐ。
語学が出来るのと人を取り込むのとは
別の能力だ。ヨーロッパに行ったら
バイヤーの殆どは男だ。その中でオマエは目立つ。
小さいのがいい!小さいがやたらと態度はデカイからな(笑)そのギャップがいい。
臆せずやって来い!細かい事は気にするな!どうせいつだって細かい事には気が
回らないじゃないか、オマエは。
向こうに駐在員が居る。ドイツとイタリアのハーフで機動力があり英語が話せる。
日本語は無理かも知れないが親日家だ。
頼りになるぞ!
拠点はイタリアだがドイツのメッセでは
会えるようになっている」
ヒャーッ!そうなのね!
分かってらっしゃる。お見通しって事?
私への期待度はそこじゃないんだよね⁈
あー、良かった!ホント良かった!
部長の目は節穴じゃなかった。私が保証する‼︎🈴