その昔(前記の30年以上前である....)


私は東京に本社を構え軽井沢と千葉に

輸入雑貨店を持つ貿易会社に勤務

していた。


店舗責任者としての業務は本社買い付け

担当の手配で輸入した品々が納品されると

荷ほどきし店にショーイングして

販売する。


取り扱い品目は主に食器やカトラリー等のキッチングッズ、装飾品、ミラー、ライティングビューロー、サイドテーブル等の小型家具類。


多少、国産品もあり日本橋馬喰町の問屋街への仕入れを担当したり、軽井沢に工房を持つ陶芸作家さんや手芸作家さんとの取り引き等に関わったりもした。🥣🧵


シーズンによっては夏場なら日傘、帽子、秋風が吹く頃には作家物のストール、手袋

モコモコした冬用のバッグ☂️👒🧣🧶


その殆どは女性をターゲットとした商品構成であり、私自身の個人的な趣味をも満たす商品群であった。


お得意様の中に、近隣で軽食を提供する店の経営者さんがいて足繁く通って下さった。

時にはお店で使うノベルティを大量注文して下さる事もあった。Mサイズ限定で置く一点物の洋服をお気に召す事も多く「試着してみようかしら?」と仰る。

内心エッ!と思い、無理だろ!と思う。

「入るかしらねぇ〜?」と問いかけられても、万が一入ったからって息をしないままお亡くなりになっても困りますです!💦と思う。

勿論、ご自分をよくお分かりで諦めて下さる。


ある時そういった場面に部長が居合わせた事がある。その方が帰られてから....


「Lサイズを置いたらどうだ?平日は主婦が多いんだし、MサイズでOK!という人の方が少ないだろ⁈」


そういう事を言い出すと思った!キメてる

「イェ!そういう心づもりはありません!この店に置く衣服は一点物。

ならば、シンデレラフィットのお客様に

着て頂きたいんです。同じワンピースでもMとLでは印象が大きく異なります。


意地悪姉さん達にはキツくて履けなかったガラスの靴がシンデレラにはピッタリだった‼︎ 👠 そういう事です!」


「ふーん、まっ、いいか!オマエの店だもんな⁈」

「イェ、違います!会社所有の店舗です。私は会社から店舗責任者として雇用されています。掲げるスタンスに間違えは無いものと思っております‼︎」


「ハイハイ、ごめんなさい。チビ助様!」

ん、もおーっ!ムカつく💢









それゆえに、日々好きな物達に囲まれて過ごす勤務は楽しく充実していた。


しかし仕事ではあるので当然、営業内での課題には改善点も多い。何といってもいくら好みの雑貨が並んでいようとコレクションでは無いので売れない事には話にならない。


さてどうすべきなのか、業務内で改善すべき事項をピックアップして本社に報告あるいは現場目線での提案等については私が

自主的に始めた事ではあったが、それ等を思いの外、評価される点については若干のためらいや戸惑い、面映さを伴っていた。言ってしまえば目論み通りだからだ。


担当する千葉店は本社から遠く現場の様子が手に取るような状況では無い。

ならば現場責任者から発せられる商品情報やお客様情報、近隣商業施設の動向等に関する資料は貴重なデータそのものだ。

そういった本部が欲するであろうものを

求められる前に情報提供してこそ、こちらの株が上がろうというものだ。


一歩二歩三歩は好みで無い。

目指すはホップ、ステップ、ジャンプ‼︎

そうやって自分の立ち位置を確固たる

ものに、揺るぎないものに積み上げる必要がある。


本社が店舗を動かすのでは無くイヤ、勿論そうなのだが、時には店舗が本社を動かす事だってあっても良い筈だ。時には現場に主導権か必要だったりもする。


元よりただ黙って指示通りに動く気は無い。そんなものつまらない!

しかし、決して私は野心家では無い。野心家というより下心アリアリという表現の方が何故か気持ちにフィットする。キメてる