欲情
『あ…7500円のしかない』
いつも使ってる
5つある6000円の部屋は
時々こうして
先客で埋め尽くされる
今でこそ
たかだか1500円の違い
と思えるが
当時の私たちにとっては
死活問題
『仕方ないか』
そう言って健は
普段押す部屋よりも
一つ上にある部屋の
ボタンを
バスケットボールで
鍛えられた
長くて
少しゴツゴツした指で
押した
いつも
この指が
私の中に
入ってきてるんだ
あと30分もした時には
その指を
愛液で濡らしながら
私はどんな表情を
見せているんだろう
いつも使ってる
5つある6000円の部屋は
時々こうして
先客で埋め尽くされる
今でこそ
たかだか1500円の違い
と思えるが
当時の私たちにとっては
死活問題
『仕方ないか』
そう言って健は
普段押す部屋よりも
一つ上にある部屋の
ボタンを
バスケットボールで
鍛えられた
長くて
少しゴツゴツした指で
押した
いつも
この指が
私の中に
入ってきてるんだ
あと30分もした時には
その指を
愛液で濡らしながら
私はどんな表情を
見せているんだろう
お決まりのコース
『全然大丈夫だよー!
じゃあいつもの
ファミレスでね!』
健が夜に
家を抜けて来れる時は
決まって
このファミレスで
待ち合わせしていた
学校の話
バイトの話
共通の友達の話
話し出したら
会話はとめどなく
続くけれど
いつもどちらともなく
席を立ち
会計を済ませて
手を繋いで
すぐ裏にある
ラブホテルに行く
じゃあいつもの
ファミレスでね!』
健が夜に
家を抜けて来れる時は
決まって
このファミレスで
待ち合わせしていた
学校の話
バイトの話
共通の友達の話
話し出したら
会話はとめどなく
続くけれど
いつもどちらともなく
席を立ち
会計を済ませて
手を繋いで
すぐ裏にある
ラブホテルに行く
もどかしさ
健は小・中学校の同級生
高校に通う
電車が一緒って事から
毎日話すようになって
二ヶ月前から
自然と
付き合うようになった
『お疲れ~
今日家抜けられそう!
美奈子は時間平気?』
健の家は厳しい
夜は門限9時
いや
16歳の
高校生なんだから
普通か
逆に
うちは連絡さえ入れれば
外泊もokな
放任な両親だから
会いたい時に会えない
そのもどかしさが
少し辛い時があった
高校に通う
電車が一緒って事から
毎日話すようになって
二ヶ月前から
自然と
付き合うようになった
『お疲れ~
今日家抜けられそう!
美奈子は時間平気?』
健の家は厳しい
夜は門限9時
いや
16歳の
高校生なんだから
普通か
逆に
うちは連絡さえ入れれば
外泊もokな
放任な両親だから
会いたい時に会えない
そのもどかしさが
少し辛い時があった