198
彼は
顎を触りながら
うーんと
空を見つめた
『気持ち悪いって
言葉が
ちょっと
悪かったかも
知れませんが
なんか
モヤモヤした
気分になっちゃうんです
働いた分の
対価として
お給料が貰えるのは
嬉しいんですけど…』
松本さんが
グラスのビールを
飲み干してから
ニコッと笑った
『そうだね
言いたい事は
分かるよ
約束する』
顎を触りながら
うーんと
空を見つめた
『気持ち悪いって
言葉が
ちょっと
悪かったかも
知れませんが
なんか
モヤモヤした
気分になっちゃうんです
働いた分の
対価として
お給料が貰えるのは
嬉しいんですけど…』
松本さんが
グラスのビールを
飲み干してから
ニコッと笑った
『そうだね
言いたい事は
分かるよ
約束する』
197
『ありがとうございます』
ずっと気掛かりだった
肩の荷が
一つ下りた
『変な意味で
渡してたでは
ないんだけど
申し訳なかったね』
首を振った
松本さんが
謝る事はない
『こういう風に
言うと
気分悪くさせて
しまうかも
知れませんが
働いていないのに
お金が入ってくる
気持ち悪さって
ないですか?』
ずっと気掛かりだった
肩の荷が
一つ下りた
『変な意味で
渡してたでは
ないんだけど
申し訳なかったね』
首を振った
松本さんが
謝る事はない
『こういう風に
言うと
気分悪くさせて
しまうかも
知れませんが
働いていないのに
お金が入ってくる
気持ち悪さって
ないですか?』
196
『あはは
そっか
なら良いんだけどね』
『だから
気を使ってるとか
そんなんじゃ
ないです
ただ…』
彼の目を覗き込む
『チップは
もう受け取れません
お約束して
頂けないなら
今後
こうして
お会いできません』
私が
あまりに真剣に
言ったからか
少し困ったような
苦笑いをした
『分かったよ
美奈子ちゃんを
そんなに
気負わせてしまうなら
もうしない』
そっか
なら良いんだけどね』
『だから
気を使ってるとか
そんなんじゃ
ないです
ただ…』
彼の目を覗き込む
『チップは
もう受け取れません
お約束して
頂けないなら
今後
こうして
お会いできません』
私が
あまりに真剣に
言ったからか
少し困ったような
苦笑いをした
『分かったよ
美奈子ちゃんを
そんなに
気負わせてしまうなら
もうしない』