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ALWAYS 続・三丁目の夕日[DVD通常版]


前作(「続」がつかないやつ)を観たのもそんなに前ではないのですが,如何せん内容をあまり覚えていないです.
キャラクターの設定や大まかな関係性については覚えていたんですが,前作がどんな風に終わったのかが抜けてました.つまりストーリーを忘れていたんですね.ちょっと困った.

まずありきたりな感想ですが,この映画は昭和30年代の東京の「風景」を描いている映画なので,今20代後半の僕が見ても,あまりピンときません.世代によって抱く感想が異なるのでは?この時代を実際に生きていた人たちにとっては,ちょっと違った楽しさがあると思われます.
まあつまり,僕にとっては面白さは半減してるのかな,と思います.

その上で,この映画の何が面白いのかを考えながら観ました.続編も作られるほど,結構ヒットした映画なので,何かしら面白いはず.
観ていてそれなりに面白い映画ではあります.笑えるところもちょこちょこあるし,ちょっとした感動もあるし.
前作を見たときは,この「わかりやすさ」がいいのかなと思いました.ただ,どうもピンとこない.

今回この続編を見て,ひとつ気づきました.
昭和30年代,それなりに面白い,キャラクターはインパクトあるのに,ストーリーは残らない.
何かに似てるなぁと思ったところでピンときました.これは「サザエさん的映画」なのではないかと.
もしくは「寅さん」でもいいんですけど.
結局「わかりやすさ」と同じことを言ってるような気がしますが,映画全編にわたって妙な安心感を覚えたのは,この「サザエさん」ぽさから来てるのかなと思います.

こう考えるとこの映画の名作っぽさも理解できます.
僕は,「観ている間は面白くて,観終わった後にはほとんど記憶に残らない映画」が良い映画だと思っているので.
この映画はその点では結構いい線いってると思います.

ただ,さんざん持ち上げといて何ですけど,この映画好きか嫌いかと言われたら,嫌いです.
ストーリーがないのがね.ないわけではないですけど,あまり重要じゃない.
まあ「雰囲気」を楽しんで下さい.
さて週末のケイバ復習.
惨敗したレースのことを書くのは気が重いですが,外したときこそきっちり復習しとかないと.


まず土曜のシリウスSは,ワンダーアキュート.
3歳でもこっちの方かぁ.ワンダースピードの弟なんですね.知らなかった.
カリズマティック産駒というのは珍しいなぁ.今は日本にいるのか.日本の重賞勝ったのは初めてなのでは?
ハンデでちょっとだけ利があったとはいえ,3馬身ちぎるとは,なかなか強い.
もう一頭の3歳ゴールデンチケットも3着.今年の3歳ダートはハイレベルですね.

というかこのレース,どうも行きっぷりの悪い馬が多すぎました.まともに走れてたのはこの3歳2頭くらい.オッサン達,がんばれよ.
2着に入ったダークメッセージも,向こう正面ではムチまで入るほど終始押しっぱなしで,あれでよく2着に来たな,と思います.久々で気合いが足らないのを哲三さんが頑張って持ってきた,といった感じですかね.
兄貴のワンダースピードは5着.やっぱりトップハンデが堪えたのかな.

勝ったアキュート,ダート界にはまだまだ歴戦の猛者たちがわんさかいるので,もう一段強い相手とやって好勝負できれば,本物かと思います.


さて秋GI初戦スプリンターズSは,ローレルゲレイロが押し切ってスプリントGI春秋連覇.
連覇は久々ですね.トロットスター以来ですか.連覇はもちろん強くないと出来ないことですが,それだけじゃなくて運もある程度必要なんだなぁ,なんてことを考えさせられました.こんなこと言うと勝った馬に失礼か.いずれにしても偉業だと思います.

ゴール前は見ごたえありましたね.ゲレイロとビービーガルダン.1cm差.
すでにいろんなところで引き合いに出されていますが,やっぱり思い出しますね.
96年,フラワーパークとエイシンワシントン.
僕が初めて見たスプリンターズSなんです.
両方とも好きだった馬.3着以下をだいぶ引き離してマッチレースのような展開,両者一歩も譲らず.
今回同様,写真判定の長いこと.まだ年末開催の頃で,日も沈み始めてだんだん薄暗くなってきて,検量室では田原騎手と熊沢騎手が関係者と話してて.
競馬を見始めたばかりで何もわからなかった僕に,競馬って何だかスゴイな,と,その面白さを教えてくれた,思い出深いレースです.

すっかり思い出話になってしまいましたが,それにしても,天国と地獄を分ける1cm.残酷だなー.
今回は96年ほど両馬に思い入れはないものの,アンカツさんと藤田のアニキは両方とも好きな騎手.
首かしげながら戻ってきたアニキ,笑み見せながら1着のとこに入れたアンカツさん.
2人で「同着でいいよね」と言っていたそうですが,ほんとそう思います.
アンカツさんはダイワスカーレットの天皇賞2cmに続いて,今回も.なんだかなぁ.
これはアンカツさんが勝負弱いとかではなくて(むしろ場合によってはめちゃめちゃ勝負強い.憎らしいほどに),名勝負は名騎手が生み出す,ということだと思います.
ほんと,いいもの見せてもらいました.


さて競馬のドラマ的側面はこれくらいにして,ここからは予想の反省会.買った馬を中心に.

まず勝ったゲレイロ.
前走大敗ということで評価落したんですが,見事復調しましたね.
スタート後ちょっと苦労するんですが,ハナ切れた後は楽でしたね.藤田騎手が,ハナ譲ってもらった,みたいな言い方をしていましたが,絡む馬がいないと持つんですよね.
2着ガルダンもそうですが,パワー勝負みたいになったのが完全にハマった感じ.
さらに直線はだいぶゴチャついたので,経験豊富な馬が来たとも言えます.
男藤田騎手がインタビューで,「(馬を)疑ってすいませんでした」と言っていました.同感.ほんとすいませんでした.

2着ガルダン.
人気通りというか,僕の予想通りに来た唯一の馬.
アンカツさん曰く,いきっぷりがイマイチだったようで,それが最後の勝負に響いたのかな.
それでもちゃんと持ってきたのはさすが.

3着カノヤザクラ.
完全に切ったんですが,元気だなーこの馬.まだ来れるんだ.
内のゴチャつきは完全無視で,自分の競馬に徹したのが最後の脚につながった感じ.
ただ1頭後ろから上位に来てるのは,やはり実力かな.5歳牝馬強し.

アルティマトゥーレ,5着.
あと数m踏ん張ってくれれば,当たりだったんだよなぁ.まあ恨み事を言っても仕方ないです.
ちょうど追い出したところで前が塞がったのが痛かった.

プレミアムボックス,11着.
前が落ち着いちゃった.展開が向かなかったとしか.
もともと10回やって1回くらいハマればという感じでしたからね.

グランプリエンゼル,13着.
経験不足.というかこの展開は3歳牝馬にはちょっと酷.
全然力出せず.今後に期待したいです.

シーニックブラスト,しんがり.
やはり右回りが・・・.
審議の対象になってましたが,結局どうなったんですかね.ビリってことは降着はなかったんでしょうが.見てた限りではどうも勝手にこけたような感じ.
よくわからない馬は買うな,といういい教訓になりました.


さて気を取り直して今週末は最強のGII×2.ウオッカ見参.今から楽しみ.しっかりと目に焼き付けましょう.
秋のGIシリーズが開幕.ぱちぱちぱち.
イレ込み気味で予想します.

の前に,その前日土曜阪神メイン,ダート2000mのシリウスS(GIII)の展望から.
ざっとメンバーを見たところ,比較的小粒な上にハンデ戦ということで,複雑怪奇.
このメンバーならワンダースピードがまだまだ元気,といったところですかね.
トップハンデが気になるところですが,地力で何とかなるんじゃないでしょうか.
他はちょっとわからないなぁ.連勝でオープン入り→重賞で壁に苦しむ,といった馬が結構多いようです.
期待したいのは3歳馬の2頭くらいですかね.特にゴールデンチケットは,ダートならそこそこやれるんじゃないですかね.古馬と初対戦なのにハンデ55kgということは,ハンデキャッパーさんもそう見ているのでしょう.


さて日曜のスプリンターズS.中山芝1200m.
数日前にも書きましたが,大本命スリープレスナイトが屈腱炎で残念ながら引退.一気に混戦模様です.

さんざん迷いましたが,本命はアルティマトゥーレにします.この馬も1200は100%連対なんですね.前走,状態の差があったとはいえ,スリープレスをぶっちぎってますし,一気に素質が開花したんではないでしょうか.血統も今が旬.ウオッカをやっつけないといけない弟よりも,こっちの方がチャンス十分ですし.初コースと内枠がちょっと気に入らないですが,先行力ありますし,小回りも苦にしないと見えるので,大丈夫ではないかと思います.

対抗はビービーガルダン.春はアンカツさんのドバイ遠征のあおりを受けて散々でしたが,今回はブエナビスタの凱旋門賞が無しになったおかげで,無事アンカツさんが乗ってくれます.いい流れです.ステップもきっちり勝ってますし,順調です.

その他抑えておきたいのは,まず外国馬シーニックブラスト.全く見たことない分割り引いたんですが,強いらしいです.スプリント王国オーストラリアは過去にも実績上げてますし,今年は中心馬不在なんで,圧勝しちゃうかも.ただ,右回りは初めてらしいので,ちょっと不安もあります.圧勝か,惨敗か,ですかね.外国馬はわからん.

それと3歳馬のグランプリエンゼル.夏から古馬相手にがんばってきました.斤量が前2走より増えるのが気になりますが,今年の3歳はレベル高そうですし,面白いと思います.

穴で狙ってみたいのがプレミアムボックス.近走はひどい負けもないし,きっちり追い込んできています.ハイペースになって前に行った有力馬が潰し合うような展開になれば,直線で外から突っ込んでくる,なんてことがあるかも.

まず以上5頭の馬連をボックスで.

馬連ボックス 2,6,7,9,11


それと3連単流し.本命,対抗の2頭を軸に流します.相手は上記の3頭に,もう一頭追加.
春の王者ローレルゲレイロ.前走は大敗でしたが,一叩きして復調してきそうな予感.

ちょっと怖いのは,夏女カノヤザクラ(どうでもいいことですが,いつも「カノヤ」か「カヤノ」かわからなくなります)だなぁ.彼女の季節はもう終わったような気がしますし,他の有力馬より1走多く夏に使っている分,そろそろ疲れが出てくるかなと思っています.なので思い切って消し.もし来たら,すいませんでした,ということで.

3連単2頭軸マルチ 2,9 - 6,7,11,13


とにかく当てて,幸先のいいスタートと行きたいものです.
ストリングス ~愛と絆の旅路~ [DVD]


マリオネット映画.
日本語版で観たのですが,声優陣がなかなか豪華.
この声誰だろう,と考えながら観るのが,ちょっとした楽しみでもありました.
伊武雅刀さんはすぐわかります.ジェットストリーム.

ファンタジー映画ですが,「演者」がマリオネットであるということを逆手に取ったというか,うまく使って,独特の世界観を形成しています.
「この世界のルール」を見たり探したりするだけでもそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか.
僕が一番面白いと思ったのは,「城門を閉める」.なるほどそうなるかぁ,という感じです.

人形はだいたいが木で出来ており,顔に木目やキズがあったりするわけですが,これが観てるとだんだん「表情」のように見えてくるから不思議です.

残念だったのはストーリー.ファンタジーとしてはありがちな内容で,ちょっと退屈します.
ストーリーにもうひと捻りあれば,もうちょっと面白い映画になっただろうに,と思います.もったいない.
まあ,つまりはこの映画では,ストーリーはあくまで二の次で,最初にいった「世界観」を楽しむ映画なのではないか,と思います.
中巻読み終わりました.

関ヶ原〈中〉 (新潮文庫)/司馬 遼太郎


中巻は上杉討伐.いよいよ家康が動きます.
ところが行軍はたらたら.なのでなかなか話が進みません.
家康の進度に合わせるかのように,司馬さん(というかこの小説)もゆっく~り進みます.この間に諸国の動静を描いていて,むしろこのサイドストーリー的な部分が,中巻の主眼になっています.
脇役も丁寧に描き,程よく脱線するあたりは実に司馬さんらしくて好きです.
出てくる人物をちょっと挙げると,大谷吉継,安国寺恵瓊,細川俄羅奢,黒田如水,毛利家,島津家,などなどなど.
上巻では三成が主人公といいましたが,この巻に関しては,三成は謹慎中ということもあって,あまり出てきません.

小山軍議に向かう山内一豊と堀尾忠氏の挿話は,一豊(というかその妻千代)が主人公の「功名が辻」にも出てきますね.
ただこの小説では視点が忠氏寄りなので,読み比べたりすると面白いかもしれません.
他にも他の作品とカブってる話はちょこちょこ出てきます.黒田如水の話は「播磨灘物語」にも出てきますし.
あ,この話はあの小説で出てきたな,という感じで楽しんでます.