前作(「続」がつかないやつ)を観たのもそんなに前ではないのですが,如何せん内容をあまり覚えていないです.
キャラクターの設定や大まかな関係性については覚えていたんですが,前作がどんな風に終わったのかが抜けてました.つまりストーリーを忘れていたんですね.ちょっと困った.
まずありきたりな感想ですが,この映画は昭和30年代の東京の「風景」を描いている映画なので,今20代後半の僕が見ても,あまりピンときません.世代によって抱く感想が異なるのでは?この時代を実際に生きていた人たちにとっては,ちょっと違った楽しさがあると思われます.
まあつまり,僕にとっては面白さは半減してるのかな,と思います.
その上で,この映画の何が面白いのかを考えながら観ました.続編も作られるほど,結構ヒットした映画なので,何かしら面白いはず.
観ていてそれなりに面白い映画ではあります.笑えるところもちょこちょこあるし,ちょっとした感動もあるし.
前作を見たときは,この「わかりやすさ」がいいのかなと思いました.ただ,どうもピンとこない.
今回この続編を見て,ひとつ気づきました.
昭和30年代,それなりに面白い,キャラクターはインパクトあるのに,ストーリーは残らない.
何かに似てるなぁと思ったところでピンときました.これは「サザエさん的映画」なのではないかと.
もしくは「寅さん」でもいいんですけど.
結局「わかりやすさ」と同じことを言ってるような気がしますが,映画全編にわたって妙な安心感を覚えたのは,この「サザエさん」ぽさから来てるのかなと思います.
こう考えるとこの映画の名作っぽさも理解できます.
僕は,「観ている間は面白くて,観終わった後にはほとんど記憶に残らない映画」が良い映画だと思っているので.
この映画はその点では結構いい線いってると思います.
ただ,さんざん持ち上げといて何ですけど,この映画好きか嫌いかと言われたら,嫌いです.
ストーリーがないのがね.ないわけではないですけど,あまり重要じゃない.
まあ「雰囲気」を楽しんで下さい.
