VIX指数の動き(2013年7月31日時点):13.45%、前日比+0.06ポイント
7月31日のNY株式市場はまちまちの動きとなりました。NYダウ工業株30種平均は前日比-0.14%と下落しましたが、ナスダック総合株指数は同+0.27%と上昇しています。
朝方発表された7月のADP全国雇用者数と4~6月の実質GDP速報値がコンセンサス予想を上回ったことから、買い優勢でスタートしました。ダウ工業株30種平均は一時前日比110ドル超上昇しました。その後FOMCの声明発表後に、材料出尽くしで売られ、結局下落して引けています。
FOMC声明でQE3の縮小の時期について明らかとならなかったため、債券相場は買われ(長期金利は低下)し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して下落しました。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、7月31日の終値は13.45%となりました。前日比0.06ポイントの上昇で、投資家心理がやや悪化したことを示しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数はまだ低位を維持しています。
下記はVXV指数のチャートです。7月31日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は14.92%で、前日比0.06ポイント低下しました。2営業日連続の下落です。
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