VIX指数の動き(2013年6月27日時点):16.86%、前日比-0.35ポイント
6月27日のNY株式市場は上昇しました。NYダウ工業株30種平均は前日比+%、ナスダック総合株指数は同+%となっています。
この日発表された新規失業保険申請件数と5月の中古住宅販売成約がいずれもコンセンサス予想よりも良い内容だったこと、さらにダドリーNY連銀総裁が景気回復のスピードが遅い場合はQE3の期間を延長すると示唆したことから、買い優勢となりました。NY株式相場は3営業日連続の上昇となっています。
債券相場は続伸(長期金利は低下)し、株式と債券がともに買われています。外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して反落しました。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、6月27日の終値は16.86%となりました。前日比0.35ポイントの低下で、3営業日円族で下落しました。投資家心理の改善が続いていることを示しています。これで目先の株式市場の危機は遠退いたようにみえます。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。中長期でみれば、VIX指数は大底をつけた可能性が高いとみています。
下記はVXV指数のチャートです。6月27日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は18.56%で、前日比0.26ポイント低下しました。3営業日連続の下落です。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------