VIX指数の動き（2013年6月25日時点）：18.47％、前日比－1.64ポイント

6月20日のNY株式市場は反発しました。NYダウ工業株30種平均は前日比＋0.69％、ナスダック総合株指数は同＋0.82％となっています。

この日発表された4月のS&P／ケース・シラー住宅価格指数、5月の耐久財受注、5月の新築住宅販売件数、6月のリッチモンド連銀製造業指数、そして6月の消費者信頼感指数がいずれもコンセンサス予想を上回る好結果となり、米国経済が順調に回復していることが明らかとなったため、買い優勢となりました。金融関連株を中心にほぼ全面高の展開となっています。

債券相場は続落（長期金利は上昇）し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して続伸しています。長期金利の上昇基調が続いていることは懸念材料です。

S&P500指数のVIX（ボラティリティ・インデックス）をみると、6月25日の終値は18.47％となりました。前日比1.64ポイントの低下で、2営業日振りに下落しました。投資家心理が改善したことを示しています。

　下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです（2009年以降のチャート）。中長期でみれば、VIX指数は大底をつけた可能性が高いとみています。

　下記はVXV指数のチャートです。6月25日時点のVXV（S&P500指数の3カ月ボラティリティ）は19.67％で、前日比1.06ポイント低下しました。2営業日振りの下落です。

　NY株式相場はまだ不安定な状況が続くと思われます。今後のVIX指数の動きに注意すべき

です。

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