CME日経平均先物の投機筋のポジション動向(6月11日時点)…買い越し枚数は2週間連続で減少! | COTレポートの読み方

CME日経平均先物の投機筋のポジション動向(6月11日時点)…買い越し枚数は2週間連続で減少!

シカゴ日経平均先物取引について、2013611日時点でのノン・コマーシャルズ(CTAやヘッジファンドなどの投機筋)のポジション状況を確認しておきましょう。

 下記はノン・コマーシャルズのポジション動向(ドル証拠金ベースと円証拠金ベースの合計)です。

ノン・コマーシャズについては611日時点では30,164枚の買い越しとなりました。33週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて5,538枚減少しました(2週間連続の減少)。なお、買いポジションは4週間連続で減少しています。

CTAやヘッジファンドなど投機筋のスタンスは、まだ「強気」継続と判断しますが、状況は変化しつつあります。


COTレポートの読み方-CFTC225投機20130611

なお、円証拠金ベースのみのポジション動向をみると、611日時点では16,629枚の買い越しとなりました。34週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて3,368枚減少しました(3週間連続の減少)。

投機筋のスタンスは、まだ「強気」継続と判断します。


COTレポートの読み方-CFTC225円投機20130611

 次に実需筋(コマーシャルズ=年金など機関投資家、ドル証拠金ベースと円証拠金ベースの合計)のポジション動向をみてみましょう。

611日時点では7,231枚の買い越しとなりました。88週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて626枚増加しました(4週間振りの増加)。

年金など実需筋のスタンスは、まだ「強気」継続と判断します。


COTレポートの読み方-CFTC225実需20130611

 最後に小口投機家(Non-Reportable)のポジション動向をみてみましょう。

 611日時点では37,395枚の売り越しとなりました。88週間連続の売り越しですが、売り越し枚数は前週に比べて4,912枚減少しました(4週間連続の減少)。

小口投機家のスタンスは、「弱気」継続と判断します。


COTレポートの読み方-CFTC225小口20130611

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