VIX指数の動き(2013年6月6日時点):16.63%、前日比-0.87ポイント
6月6日のNY株式市場は下落後に切り替えし、反発して引けています。NYダウ工業株30種平均は前日比+0.53%、ナスダック総合株指数は同+0.66%となっています。
朝方発表された新規失業保険申請件数がコンセンサス予想よりも少し悪かったこと、さらに外国為替市場でドル円相場が急落したことから、売り優勢となりました。ダウ工業株30種平均は一時116ドル超下落しました。しかしながらその後買い戻しが入り、引けにかけてプラス圏に転じました。今晩の雇用統計の発表を控えて神経質な動きとなっています。
なお、債券相場はリスク回避の動きから続伸(長期金利は低下)しています。外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して下落し、特にドル円相場は一時1ドル=95円台まで急落しています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、6月6日の終値は16.63%に低下しました。前日比0.87ポイントの低下で、2営業日振りに下落しました。一時18.51%まで上昇しましたが、引けにかけて下落に転じています。投資家心理が改善したことを示しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。今後、20%を超えてさらに上昇するかどうかがポイントです。
下記はVXV指数のチャートです。6月6日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は17.55%で、前日比0.45ポイント低下しました。5営業日振りの下落です。
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