VIX指数の動き(2013年6月5日時点):17.50%、前日比+1.23ポイント
6月5日のNY株式市場は急落しました。NYダウ工業株30種平均は前日比-1.43%、ナスダック総合株指数は同-1.27%となっています。
朝方発表されたADP全国雇用者数がコンセンサス予想よりも悪かったこと、さらにアジア株、欧州株が下落したことから、売り優勢でスタートしました。本日は利益確定売りが相次ぎ、全面安となりました。引けにかけてさらに売られるという展開となっています。5月のISM非製造業景況指数はコンセンサス予想よりも良い内容でしたが、相場には影響していません。
なお、債券相場はリスク回避の動きから反発(長期金利は低下)しています。外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して下落しました。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、6月5日の終値は17.50%となりました。前日比1.23ポイントの上昇で、3営業日振りに上昇しました。投資家心理が悪化していることを示しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。中長期でみれば、VIX指数はまだ低位を維持しています。今後、20%を超えてさらに上昇するかどうかがポイントです。
下記はVXV指数のチャートです。6月5日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は18.00%で、前日比0.74ポイント上昇しました。4営業日連続の上昇です。上昇傾向となってきました。
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