VIX指数の動き(2013年6月3日時点):16.28%、前日比-0.02ポイント
6月3日のNY株式市場は反発しました。NYダウ工業株30種平均は前日比+0.92%、ナスダック総合株指数は同+0.27%となっています。
この日発表された5月のISM製造業景況指数が49.0となり、コンセンサス予想(51.0)を下回ったため、寄り付きは軟調スタートなりました。しかしながら、QE3の縮小観測が後退したころから、株式市場はその後買われました。買い戻しが入り、引けにかけて上昇に弾みがついています。NY株式相場は強いといえます。
なお、債券相場はQE3の継続観測でやや反発し(長期金利は低下)、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して下落しています。ドル円相場が急落し、一時1ドル=98円台に入っています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、6月3日の終値は16.28%となりました。前日比0.02ポイントの低下で、2営業日振りに小幅低下しています。一時17.58%まで上昇しましたが、引けにかけて戻しました。上ヒゲをつけており、目先の危機は回避された感があります。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数はまだ低位を維持しています。
下記はVXV指数のチャートです。6月3日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は17.22%で、前日比0.09ポイント上昇しました。2営業日連続の上昇です。
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