VIX指数の動き(2013年5月23日時点):14.07%、前日比+0.25ポイント
5月22日のNY株式市場は下落しました。NYダウ工業株30種平均は前日比-0.08%、ナスダック総合株指数は同-0.11%となりました。
日本および欧州株式市場の急落を受けて、寄り付きは売り先行でスタートしました。ダウ工業株30種平均は一時130ドル超下落しました。しかしながら、この日発表された新規失業保険申請件数と4月の新築住宅販売件数がともにコンセンサス予想よりも良い内容だったことから買い戻しが入り、結局小幅安で引けました。日本初の株式急落は米国市場で歯止めがかかった形となっています。
なお、債券相場は小幅に繁反発(金利は低下)し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して下落しています。円の反発が目立っています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、5月23日の終値は14.07%となりました。前日比0.25ポイントの上昇で、4営業日連続で上昇しています。投資家心理の悪化が続いていることを示しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数は低位を維持していますが、来週以降さらに上昇するかどうか注意する必要があります。
下記はVXV指数のチャートです。5月23日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は16.00%で、前日比0.18ポイント上昇しました。4営業日連続の上昇です。
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