VIX指数の動き(2013年5月22日時点):13.82%、前日比+0.57ポイント
5月22日のNY株式市場は下落しました。NYダウ工業株30種平均は前日比-0.52%、ナスダック総合株指数は同-1.11%となりました。
注目されていたバーナンキFRB議長の議会証言は、量的緩和策を継続する旨の発言があったため、ダウ工業株30種平均は一時150ドル超上昇しました。しかしながら、その後は利益確定売りが断続的に入り、結局前日比マイナスで引けています。投機筋は今回の議会証言を利益確定売りのチャンスととらえ、行動したとみられます。ただ株式相場全体は依然として上昇トレンドを維持しています。
また、債券相場は大幅下落(金利は上昇)しました。バーナンキFRB議長が、「雇用の改善が続けば金融緩和が早期に解除される可能性がある」と発言したことに反応し、売りが入りました。なお、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して続伸しています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、5月22日の終値は13.82%となりました。前日比0.45ポイントの上昇で、3営業日連続で上昇しています。投資家心理の悪化が続いていることを示しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数は依然として低位を維持しています。
下記はVXV指数のチャートです。5月22日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は15.82%で、前日比0.04ポイント上昇しました。3営業日連続の上昇です。
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