VIX指数の動き(2013年5月15日時点):12.81%、前日比+0.04ポイント
5月15日のNY株式市場は続伸しました。NYダウ工業株30種平均は前日比+0.40%、ナスダック総合株指数は同+0.26%となりました。ダウ工業株30種平均など多くのインデックスは史上最高値を更新しています。
この日発表された4月の鉱工業生産、3月の対米証券投資、5月のNY連銀製造業景気指数がいずれもコンセンサス予想よりも悪い内容で、株式相場は売り先行でスタートしました。しかしながら大きく崩れることはなく、すぐに新規買いと買い戻しが入っています。終日もみ合った後、引けにかけて上昇しています。NY株式市場は非常に強いといえます。
なお、経済指標の内容が悪かったため、債券相場は反発(金利は低下)しています。外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して買われる展開が続いています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、5月15日の終値は12.81%となりました。前日比0.04ポイントの小幅上昇で、2営業日連続で上昇しました。投資家心理がやや悪化したことを示していますが、水準はまだ低いといえます。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数は低位を維持しています。VIX指数の動きから判断すれば、NY株式相場の上昇トレンドはまだ続きそうです。
下記はVXV指数のチャートです。5月15日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は15.05%で、前日比0.07ポイント上昇しました。2営業日振りの反発です。
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