東証が1月31日以降の裁定取引買い残高のデータを修正!
裁定取引の買い残高が急激に増加している、とこのブログで報告しました。
ところが、昨日(2月19日)、東京証券取引所は1月31日からの過去データを訂正しています。取引参加者から報告データに訂正がある旨報告があったとのことです(証券会社名は公開されていません)。
大幅な下方修正で、2月13日については修正前が57億株に対し、修正後は22億株と半分以下となっています。「連日、裁定取引の買い残高が過去最高値を更新している」、と報告しましたが、実態は1月30日にピークを付けた後、徐々に減少していたことになります。
今回、相場に影響を与えるようなミスを起こしたことで、東京証券取引所(実際には取引参加者の一部)の責任は大きいといえます。
なお、下記は1998年以降の裁定取引の買い残高のチャートです。
2月15日時点では21億87,741万株となっています。
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