裁定取引買い残高はさらに増加中!(2013年2月7日時点)
裁定取引の買い残高が急激に増加しています(直近は2月7日までのデータが発表)。
下記は2000年以降の裁定取引の買い残高のチャートです。
2月7日時点では45億9,018万株となっています。統計算出以来の最高値を連日更新しています。6営業日連続の増加で、この8日間で2倍以上に増えました。特に2月7日は、株価が下落したにも関わらず、裁定買い残高が3億株以上増加しました。
これは株式相場にとっては相当に危険なシグナルといえます。
裁定取引の買い残高の増加は、将来の株価下落の原因となる可能性があります。今後、何らかのきっかけで先物価格と現物価格のベーシスが縮小すれば、裁定取引の解消売り(先物の売りポジションの買い戻しと現物株の売り)が一気に出て、それが株式相場の下落を促進する可能性が高まります。
何度も記しているように、日柄分析では相場が転換点を迎える時期が来ています。目先は警戒が必要です。
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