VIX指数の動き(2012年12月27日時点):19.47%、前日比-0.01ポイント
2012年12月27日のNY株式市場は続落しました。NYダウ工業株30種平均は前日比-0.14%、ナスダック総合株指数は同-0.14%となりました。ダウ工業株30種平均は4営業日連続の下落となっています。
本日は「財政の崖」問題に振り回された一日となりました。朝方は民主党幹部が年内合意は難しいという見解を示したことから、株式市場は急落、ダウ工業株30種平均は一時150ドル超下落しました。その後、米下院が30日に審議するとのニュースが伝わると、引けにかけ急速に戻しています。
この日発表された新規失業保険申請件数や11月の新築住宅販売件数は概ね良い数値となっています。
なお、債券相場は上昇(長期金利は低下)し、外国為替市場では、米ドルが円を除く主要通貨に対してほぼ横ばいとなりました。引き続き円が全面安となっています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、12月27日の終値は19.47%となりました。前日比0.01ポイントの低下で、前日比ほぼ横ばいです。一時20.90%まで上昇しましたが、引けにかけて急速に戻しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数が20%以下を維持できるかどうかが、年末年始のポイントとなります。
下記はVXV指数のチャートです。12月27日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は19.92%で、前日比0.01ポイントの低下となっています。
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