VIX指数の動き（2012年12月24日時点）：18.59％、前日比＋0.75ポイント

2012年12月24日のNY株式市場は続落しました。NYダウ工業株30種平均は前日比－0.39％、ナスダック総合株指数は同－0.28％となりました。

本日はクリスマス前ということで半日立ち会いとなっています（株式市場は午後1時までで終了）。「財政の崖」問題が年内で解決することは難しいとの観測が広まり、売り優勢の展開となりました。ただ、下値は限定されており、株式相場全体としてみれば、まだ堅調といえます。

なお、債券相場はやや下落（長期金利はやや上昇）し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して上昇しました。特に円が全面安となっていることが目立っています。

S&P500指数のVIX（ボラティリティ・インデックス）をみると、12月24日の終値は18.59％となりました。前日比0.75ポイントの上昇で、4営業日連続で上昇しました。投資家心理の悪化が続いていることを示唆しています。

　下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです（2009年以降のチャート）。VIX指数はまだ低位を維持しています。

　下記はVXV指数のチャートです。12月24日時点のVXV（S&P500指数の3カ月ボラティリティ）は18.87％で、前日比変わらずとなっています。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

＊当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------