海外投資家の日本株に対するスタンス(2012年12月14日時点):「強気」スタンスを強める!
海外投資家動向について確認しておきましょう。
まず、12月15日時点の対外及び対内証券売買契約の状況(指定報告機関ベース)をみてみましょう。
非居住者による株式の取得・処分状況は3,896億円の取得超過(買い越し)となりました。5週間連続の買い越しで、前週の買い越し金額(1,168億円)よりも増加しています。
外国人投資家の日本株に対するスタンスは、「強気」継続と判断します。
下記は非居住者による公社債の取得・処分状況です。12月15日に終わる週は7,209億円の処分超過(売り越し)に変わりました。3週間振りの売り越しです。
下記は東京証券取引所が発表している投資主体別売買動向のうち外国人投資家の売買動向です(三市場)。
12月14日に終わる週は、4,628億円の買い越しとなりました。5週間連続の買い越しで、前週(1,133億円)に比べて買い越し金額が増加しています。
外国人投資家は、「強気」スタンスを強めていると判断します。
下記は寄り前の外資系証券の売買動向です(株数ベース)。12月21日に終わる週については合計で3,410万株の買い越しに変わりました。
以上を総合判断すれば、海外投資家は、日本株に対して「強気」スタンスを強めていることがわかります。日本の機関投資家が追随するかどうかが、これからのポイントとなります。
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