CME日経平均先物の投機筋のポジション動向(12月18日時点)…買い越し枚数が大きく増加!
シカゴ日経平均先物取引について、2012年12月18日時点でのノン・コマーシャルズ(CTAやヘッジファンドなどの投機筋)のポジション状況を確認しておきましょう。
下記はノン・コマーシャルズのポジション動向(ドル証拠金ベースと円証拠金ベースの合計)です。
ノン・コマーシャズについては12月18日時点では23,109枚の買い越しとなりました。8週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて8,482枚増加しました(2週間連続の増加)。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋は、「買い」スタンスを強めていると判断します。
なお、円証拠金ベースのみのポジション動向をみると、12月18日時点では28,868枚の買い越しとなりました。9週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて12,322枚増加しました(5週間連続の増加)。
投機筋は、「強気」スタンスを強めていると判断します。
次に実需筋(コマーシャルズ=年金など機関投資家、ドル証拠金ベースと円証拠金ベースの合計)のポジション動向をみてみましょう。
12月18日時点では20,123枚の買い越しとなりました。63週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて7,586枚増加しました(3週間連続の増加)。
年金など実需筋のスタンスは、「強気」継続と判断します。
最後に小口投機家(Non-Reportable)のポジション動向をみてみましょう。
12月18日時点では43,232枚の売り越しとなりました。63週間連続の売り越しで、売り越し枚数は前週に比べて16,068枚増加しました(8週間連続の増加)。
小口投機家は、「弱気」スタンスを強めていると判断します。
ヘッジファンドなどが日本株に対して「強気」スタンスを強めています。他の先進国の株式市場と比べて、当面、日本株の優位性が続く可能性があります。
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