VIX指数の動き(2012年11月27日時点):15.92%、前日比+0.42ポイント
2012年11月27日のNY株式市場は下落しました。NYダウ工業株30種平均は前日比-0.69%、ナスダック総合株指数は同-0.30%となっています。
朝方はOECDが「財政の崖」問題について警告したことから、売り先行でスタートしました。その後、11月のリッチモンド連銀製造業指数と9月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数がコンセンサス予想よりも良い内容だったためプラス圏に浮上しています。ただ、プラス圏では利益確定売りが相次ぎ、結局下落して終わっています。
なお、債券相場は続伸(長期金利は低下)し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して上昇しています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、11月27日の終値は15.92%となりました。前日比0.42ポイントの上昇で、2営業日連続で上昇しました。投資家心理が悪化したことを示しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数は引き続き低位を維持しています。
下記はVXV指数のチャートです。11月27日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は17.62%で、前日比0.31ポイント上昇しました。2営業日振りの上昇です。
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