VIX指数の動き(2012年11月15日時点):15.24%、前日比-1.17ポイント
2012年11月19日のNY株式市場は大幅上昇となりました。NYダウ工業株30種平均は前日比+1.65%、ナスダック総合株指数は同+2.21%となっています。
朝方発表された10月の中古住宅販売件数がコンセンサス予想を上回ったことに加えて、「財政の崖」問題が解決の方向に向かっているとの観測が広まったことから、終日買い優勢となりました。アップルの株価が大幅に反発したことも、市場心理の改善に寄与したようです。
なお、“リスク回避”の動きが後退したことから、債券相場は下落(長期金利は上昇)しています。外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して反落しました。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、11月19日の終値は15.24%となりました。前日比1.17ポイントの低下で、2営業日連続で下落しました。投資家心理が大きく改善したことを示しています。なお、VIX指数が終値で15%台に入るのは10月18日以来です。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数は低位を維持しています。
下記はVXV指数のチャートです。11月19日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は17.59%で、前日比1.34ポイント低下しました。3営業日連続の下落です。
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