VIX指数の動き(2012年11月15日時点):17.99%、前日比+0.07ポイント
2012年11月15日のNY株式市場は続落しました。NYダウ工業株30種平均は前日比-0.23%、ナスダック総合株指数は同-0.35%となっています。ダウ工業株30種平均は4営業日連続の下落です。
朝方発表された新規失業保険申請件数や11月のフィラデルフィア連銀景況指数はコンセンサス予想よりも悪い結果となりました。ただ、前日までの株価下落で、値ごろ感からの新規買いと買い戻しが入り、買い優勢でスタートしました。その後、「財政の崖」問題で売り優勢に転じ、結局前日比マイナスで引けています。
なお、債券相場は前日比ほぼ横ばいとなっています。外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対してまちまちの動きとなっています。ユーロが買われる一方で、円の全面安が継続しています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、11月15日の終値は17.99%となりました。前日比0.07ポイントの上昇で、小幅ですが2営業日連続で上昇しました。投資家心理がやや悪化したことを示しています。ただ、水準はまだ低位を維持しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数は低位を維持しています。
下記はVXV指数のチャートです。11月15日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は19.79%で、前日比0.08ポイント低下しました。2営業日振りの下落です。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------