VIX指数の動き(2012年10月22日時点):16.62%、前日比-0.44ポイント
2012年10月22日のNY株式市場は小幅な反発となりました。NYダウ工業株30種平均は前日比+0.02%、ナスダック総合株指数は同+0.38%となっています。
本日は決算発表に一喜一憂する展開となっています。キャタピラーが業績見通しを下方修正したことで、ダウ工業株30種平均は一時100ドル以上下落しました。その後、アップルなどハイテク関連株に買い戻しが入ると、引けにかけて相場全体はいっきに上昇、結局前日比プラス圏で引けました。NY株式相場は底堅いといえます。
なお、債券相場は下落(長期金利は上昇)し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して小幅に上昇しました。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、10月22日の終値は16.62%となりました。前日比0.44ポイントの低下で、2営業日振りの低下となっています。一時17.98%まで上昇しましたが、引けにかけて急低下し、結局、前日比マイナスとなりました。投資家心理が改善したことを示しており、目先の危機は回避された感があります。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数はまだ低位を維持しています。VIX指数が10%台を維持する限り、NY株式相場の上昇基調が続く可能性が高いといえます。
下記はVXV指数のチャートです。10月22日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は17.87%で、前日比0.25ポイント低下しました。2営業日振りの下落です。
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