VIX指数の動き(2012年10月19日時点):17.06%、前日比+2.03ポイント
2012年10月19日のNY株式市場は、大幅に下落しました。NYダウ工業株30種平均は前日比-1.52%、ナスダック総合株指数は同-2.19%となっています。
午前中に発表されたマクドナルドの決算がコンセンサス予想を下まわると、前日のグーグル決算の影響もあり、企業決算全般に対する不安感が高まり、売り優勢の展開となりました。利益確定売りも相次ぎ、ほぼ全面安となっています。
なお、リスク回避の動きから、債券相場は上昇(長期金利は低下)し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して続伸しています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、10月19日の終値は17.06%となりました。前日比2.03ポイントの上昇で、5営業日振り急反発となっています。投資家心理が悪化したことを示しています。
VIX指数がさらに上昇するかどうかが、今週のポイントとなります。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数はまだ低位を維持しています。VIX指数が10%台を維持する限り、NY株式相場の上昇基調が続く可能性が高いといえます。
下記はVXV指数のチャートです。10月19日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は18.12%で、前日比1.54ポイント上昇しました。5営業日振りの反発です。
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