VIX指数の動き(2012年10月18日時点):15.03%、前日比-0.04ポイント
2012年10月18日のNY株式市場は、5営業日振りに反落しました。NYダウ工業株30種平均は前日比-0.06%、ナスダック総合株指数は同-1.01%となっています。
朝方は失業保険申請件数がコンセンサス予想よりも悪かったため、売り先行でスタートしました。その後、9月の景気先行指数と10月のフィラデルフィア連銀景況指数がいずれも良い内容だったため買い優勢となりました。午後に入り、グーグルの決算がコンセンサス予想よりも悪く、ハイテク株中心に売られ、結局主要インデックスは前日比マイナスとなっています。ただし、下げ幅はいずれも小幅で、NY株式相場全体は堅調に推移しているといえます。
なお、債券相場は下落(長期金利は上昇)し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して反発しています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、10月18日の終値は15.04%となりました。前日比0.04ポイントの低下で、小幅ながら4営業日連続の下落となっています。投資家心理の改善が続いていることを示しています。
VIX指数は低位で保合っています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数が10%台を維持する限り、NY株式相場の上昇基調が続く可能性が高いといえます。
下記はVXV指数のチャートです。10月18日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は16.58%で、前日比0.03ポイント低下しました。4営業日連続の下落です。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------