対外及び対内証券売買契約の状況(10月13日に終わる週):2兆7,935億円の資金流出超!
2012年10月13日に終わる週の対外及び対内証券売買契約の状況(指定報告機関ベース)が本日(10月18日)発表されましたので、確認しておきましょう。
非居住者による株式の取得・処分状況(10月13日に終わる週)は261億円の処分超過(売り越し)となりました。2週間振りの売り越しです。
外国人投資家の日本株に対するスタンスは、「中立」と判断します。
下記は非居住者による公社債の取得・処分状況です。10月13日に終わる週は2兆707億円の処分超過(売り越し)となりました。3週間振りの売り越しです。
下記は、対外及び対内証券売買契約(株式・中長期債・短期債のすべてを合計したネットの数値)の合計値および4週平均値と、ドル円相場を合わせたチャートです。
このグラフは、週ベースでの証券投資の流れがドル円相場にどう影響しているかを示唆するチャートとなります。
ただ、中長期債の投資の場合は、通常、為替ヘッジを行いながら投資する場合が多いため、単純に数値の合計額だけをみて判断することは危険です。ご注意ください。
10月13日に終わる週は、2兆7,935億円の資金流出超となりました。2週間振りの資金流出超で、金額が大きくなっています。
これはドル円相場にとっては、円高圧力から円安圧力に変わったことを意味します。
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