VIX指数の動き(2012年9月27日時点):14.84%、前日比-1.97ポイント
2012年9月27日のNY株式市場は上昇しました。NYダウ工業株30種平均は前日比+0.54%、ナスダック総合株指数は同+1.39%となっています。
朝方発表された新規失業保険申請件数がコンセンサス予想よりの良かったことから、買い優勢でスタートしました。その後、スペイン政府がEUが求める以上の厳しい緊縮政策を発表したことを好感し、一段高となっています。
なお、債券相場は下落(長期金利は上昇)し、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して反落しています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、9月27日の終値は14.84%となりました。前日比1.97ポイントの低下で、4営業日振りに下落しました。投資家心理が大幅に改善したことを示しています。目先の危機は回避されたようです。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数が10%台を維持する限り、NY株式相場の上昇基調が続く可能性が高いといえます。
下記はVXV指数のチャートです。9月27日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は17.07%で、前日比1.43ポイント低下しました。3営業日振りの下落です。
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