VIX指数の動き(2012年9月26日時点):16.81%、前日比+1.38ポイント
2012年9月26日のNY株式市場は続落しました。NYダウ工業株30種平均は前日比-0.33%、ナスダック総合株指数は同-0.77%となっています。
ギリシャとスペインで緊縮財政に反対するデモが発生したことから、欧州債務問題に対する不透明感が広がり、売り優勢となりました。高値警戒感がありますが、全体としてみればまだ堅調といえます。
なお、債券相場は上昇(長期金利は低下)し、外国為替市場では、米ドルが円を除く主要通貨に対して上昇しています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、9月26日の終値は16.81%となりました。前日比1.38ポイントの上昇で、3営業日連続で上昇しました。投資家心理の悪化が続いていることを示しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数が10%台を維持する限り、NY株式相場の上昇基調が続く可能性が高いといえます。
下記はVXV指数のチャートです。9月26日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は18.50%で、前日比0.90ポイント上昇しました。2営業日連続の上昇です。
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