VIX指数の動き（2012年9月25日時点）：15.43％、前日比＋1.28ポイント

2012年9月25日のNY株式市場は下落しました。NYダウ工業株30種平均は前日比－0.75％、ナスダック総合株指数は同－1.36％となっています。

朝方発表された7月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数と9月の消費者信頼感指数、9月のリッチモンド連銀製造業指数はいずれもコンセンサス予想よりも良い内容だったため、NY株式相場は買い先行でスタートしました。しかしながら、プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が、QE3は経済成長と雇用増加にほとんど効果がないと発言したことが伝わると、利益確定売りが相次ぎ、下落しました。特にナスダック総合株指数の下落が大きくなっています。

なお、債券相場は続伸（長期金利は低下）し、外国為替市場では、米ドルが円を除く主要通貨に対して上昇しています。

S&P500指数のVIX（ボラティリティ・インデックス）をみると、9月25日の終値は15.43％となりました。前日比1.28ポイントの上昇で、2営業日連続で上昇しました。投資家心理が悪化したことを示しています。

　下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです（2009年以降のチャート）。VIX指数が10％台を維持する限り、NY株式相場の上昇基調が続く可能性が高いといえます。

　下記はVXV指数のチャートです。9月25日時点のVXV（S&P500指数の3カ月ボラティリティ）は17.60％で、前日比1.01ポイント上昇しました。2営業日振りの反発です。

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