対外及び対内証券売買契約の状況(2012年8月18日に終わる週):2兆851億円の資金流入超! | COTレポートの読み方

対外及び対内証券売買契約の状況(2012年8月18日に終わる週):2兆851億円の資金流入超!

2012818日に終わる週の対外及び対内証券売買契約の状況(指定報告機関ベース)が発表されていますので、確認しておきましょう。

非居住者による株式の取得・処分状況(818日に終わる週)は897億円の取得超過(買い越し)に変わりました。8週間振りの買い越しです。

外国人投資家の日本株に対するスタンスは、818日時点では「中立」から「強気」に変わったと判断します。


COTレポートの読み方-証券投資株式20120818

下記は非居住者による公社債の取得・処分状況です。818日に終わる週は11,222億円の取得超過(買い越し)となりました。5週間連続の買い越しで、買い越し金額は前週(4,694億円)と比べて大幅に増加しています。引き続き債券市場に資金が流入しています。


COTレポートの読み方-証券投資債券20120818

 下記は、対外及び対内証券売買契約(株式・中長期債・短期債のすべてを合計したネットの数値)の合計値および4週平均値と、ドル円相場を合わせたチャートです。

このグラフは、週ベースでの証券投資の流れがドル円相場にどう影響しているかを示唆するチャートとなります。

ただ、中長期債の投資の場合は、通常、為替ヘッジを行いながら投資する場合が多いため、単純に数値の合計額だけをみて判断することは危険です。ご注意ください。

 818日に終わる週は、2851億円の資金流入超となりました。2週間連続の資金流入超で、前週(2,747億円)と比べて大きく増加しています。

これはドル円相場にとっては、円高圧力が強まっていることを意味します。


COTレポートの読み方-証券投資合計20120818

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