VIX指数の動き（2012年7月27日時点）：16.70％、前日比－0.83ポイント

2012年7月27日のNY株式市場は大幅続伸となりました。NYダウ工業株30種平均は前日比＋1.46％、ナスダック総合株指数は同＋2.24％となっています。

朝方発表された4～6月期の実質GDP成長率は前期比年率＋1.5％となり、コンセンサス予想を下回りましたが、その結果、追加の金融緩和の可能性が高まるとの観測が広まり、株式相場にとっては支援材料となりました。また、ドイツとフランスの首脳が「ユーロ圏を守るためにあらよる措置をとる」と共同声明を発表したこともプラス要因となっています。

なお、リスク回避の動きが大幅に後退したため、債券相場は続落（長期金利は上昇）し、外国為替市場では米ドルが主要通貨に対して続落しています。

S&P500指数のVIX（ボラティリティ・インデックス）をみると、7月27日の終値は16.70％となりました。前日比0.83ポイントの低下で、3営業日連続で低下しました。投資家心理の改善が続いています。

　下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです（2009年以降のチャート）。このままVIX指数が低位を維持すれば、NY株式相場の上昇基調はまだ続く可能性が高いといえます。

　下記はVXV指数のチャートです。7月27日時点のVXV（S&P500指数の3カ月ボラティリティ）は19.66％で、前日比0.58ポイント低下しました。3営業日連続の低下です。

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