VIX指数の動き(2012年6月19日時点):18.38%、前日比+0.06ポイント
2012年6月19日のNY株式市場は上昇しました。
スペイン国債の利回り上昇が一服したこと、さらにIMFの資金基盤増強額が4560億ドルに拡大したことが決まり、買い安心感が広がりました。また本日から開催されるFOMCで追加の緩和策に対する期待感があることもプラス材料となったようです。なお、朝方発表された5月の住宅着工件数はコンセンサス予想を下回りましたが、相場には影響しませんでした。
債券相場は下落(長期金利は上昇)し、外国為替市場では、米ドルが円を除く主要通貨に対し下落しました。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、6月19日の終値は18.38%となりました。前日比0.06ポイントの小幅上昇で、4営業日振りに反発しました。投資家心理がやや悪化したことを示しています。本日のNY株式相場は上昇しましたが、VIX指数の下落には歯止めがかかりました。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。
下記はVXV指数のチャートです。6月19日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は22.92%で、前日比0.21ポイント低下しました。4営業日連続の下落です。
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