VIX指数の動き(2012年6月18日時点):18.32%、前日比-2.79ポイント
2012年6月18日のNY株式市場はまちまちの動きとなりました。NYダウ工業株30種平均は小幅安となりましたが、S&P500指数とナスダック総合株指数は続伸しています。
17日のギリシャの再選挙は緊縮派が勝利したものの、スペインの国債利回りが上昇したため、欧州債務危機の解決はまだ先との観測が強まりました。一方で、6月19日~20日に開催されるFOMCへの期待もあり、株価はもちあいの動きとなっています。
なお、債券相場は小幅安(長期金利は上昇)となり、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対し反発しています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、6月18日の終値は18.32%となりました。前日比2.79ポイントの低下で、3営業日連続で下落しました。終値ベースでVIX指数が20%を割り込むのは5月11日以来のことです。投資家心理が大幅に改善したことを示しています。
本日のNY株式相場はまちまちの動きでしたが、VIX指数の動きをみると、NY株式市場はさらに上昇する可能性が高いといえます。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。
下記はVXV指数のチャートです。6月18日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は22.13%で、前日比1.54ポイント低下しました。3営業日連続の下落です。
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