NYダウ先物の投機筋のポジション動向(6月12日時点):買い越し枚数の2週間連続で増加!
NYダウ工業株30種平均の先物取引について、6月12日時点の投機筋(ノン・コマーシャルズ)のポジション動向をみてみましょう。
下記はCBOTのNYダウ先物の投機筋のポジション動向を示したチャートです。
なお、CFTCは2010年6月15日分から、通常取引とミニ取引、大口取引を合計した数値を発表しています。グラフは、2010年6月15日以降はこの合計値、6月8日以前については通常取引の数値のみを反映させています。
6月12日時点では差引きで5,276枚の買い越しとなりました。100週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて1,619枚増加しました(2週間連続の増加)。買い越し枚数の減少基調に歯止めがかかったようです。
ヘッジファンドやCTAなどの投機筋のNYダウ先物に対するスタンスは、まだ「中立」継続と判断します。
下記は、実需筋(コマーシャルズ=年金など機関投資家)のポジション動向です。
6月12日時点では7,148枚の売り越しとなりました。99週間連続の売り越しで、売り越し枚数は前週に比べて1,294枚増加しました(2週間連続の増加)。
年金など実需筋のスタンスは、まだ「中立」継続と判断します。
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