VIX指数の動き（2012年5月30日時点）：24.14％、前日比＋3.11ポイント

2012年5月30日のNY株式市場は大幅反落となりました。前日の上昇幅を上回る下落幅となっています。

欧州債務危機問題を背景に欧州株が下落し、米国株式市場も売り優勢でスタートしました。この日発表された4月の中古住宅販売制約がコンセンサス予想よりも大幅に悪い内容だったこともマイナス材料となりました。全体として投資家の“リスク回避”スタンスが強まっています。

なお、債券相場は大幅上昇（長期金利は低下）し、米ドルは円を除く主要通貨に対して上昇しました。ドルインデックスは上昇基調が強まっています。

S&P500指数のVIX（ボラティリティ・インデックス）をみると、5月30日の終値は24.14％となりました。前日比3.11ポイントの上昇で、2営業日振りに急反発しました。投資家心理が悪化したことを示しています。

　下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです（2009年以降のチャート）。

　下記はVXV指数のチャートです。5月30日時点のVXV（S&P500指数の3カ月ボラティリティ）は26.19％で、前日比2.30ポイント上昇しました。2営業日振りの上昇です。

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