VIX指数の動き(2012年5月29日時点):21.03%、前日比-0.73ポイント
2012年5月29日のNY株式市場は大幅上昇となりました。
中国の景気刺激策が実施されるとの予想、およびギリシャのユーロ離脱の可能性が低いとの観測が強まったことから、アジア・欧州の株式相場が上昇し、寄り付きから買い先行でスタートしました。この日発表された5月の消費者信頼感指数や3月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数がいずれもコンセンサス予想よりも悪い内容でしたが、株式相場には影響しませんでした。本日の上げは基本的には自律反発といえます。
なお、債券相場はほぼ横ばいとなっています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、5月29日の終値は21.03%となりました。前日比0.73ポイントの低下で、2営業日振りに下落しました。投資家心理が改善したことを示しています。先週後半からVIX指数は再び低下傾向となっています。これは株式相場にとってはプラス材料といえます。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。
下記はVXV指数のチャートです。5月29日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は23.89%で、前日比1.04ポイント低下しました。2営業日振りの下落です。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------