金融ストレス指数の動き(2012年4月20日時点):プラス0.244%、3週間振りに下落! | COTレポートの読み方

金融ストレス指数の動き(2012年4月20日時点):プラス0.244%、3週間振りに下落!

セントルイス連邦準備銀行はフィナンシャル・ストレス・インデックス(St. Louis Financial Stress Index=日本語では“金融ストレス指数”と呼ばれている)という指数を開発し、週ベースのデータを公表しています。

2012420日時点の数値がNY時間426日の午後(日本時間27日の早朝)に発表されていますので、確認しておきましょう。

金融ストレス指数は、18のデータから算出し、金融市場の不安感を示す指標として使われています。金融ストレス指数が上昇すれば、金融の安定度が低下、ストレスが蓄積されていることを示唆し、逆に金融ストレス指数が低下すれば、金融市場における安定度が増したことを示唆します。

 金融ストレス指数の詳細を知りたい方は、セントルイス連銀が公表している下記のページを参照してください。

http://research.stlouisfed.org/publications/net/NETJan2010Appendix.pdf

 下記は金融ストレス指数のチャートです。

2012420点ではプラス0.244%となっています。前週比0.030ポイントの低下で、3週間振りに下落しています。金融市場におけるストレスがやや弱くなったことを示しています。これは株式相場にとってはプラス材料となります。


COTレポートの読み方-金融ストレス1-20120420

 下記は金融ストレス指数とVIX指数を合わせたチャートです。概ね似た動きをしていることがわかります。

 金融ストレス指数が現行水準の近辺で推移すれば、NY株式相場の上昇基調が続く可能性が高いといえます。


COTレポートの読み方-金融ストレス2-20120420


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