VIX指数の動き(2012年1月30日時点):19.40%、前日比+0.87ポイント
2012年1月30日のNY株式市場は下落しました。
朝方は欧州債務問題の先行きが不透明なことから、ほぼ全面安の展開となりました。ダウ工業株30種平均は一時130ドル超の下落となりました。EU首脳会議ではチェコを除く25カ国が「新財政協定」を締結することで合意したものの、プラス材料とはとらえられていないようです。ただ、午後に入って徐々に買い戻しが入り、引けにかけて下げ幅を縮めています。NY株式相場はやはり底堅いということができます。
なお、債券相場は上昇(長期金利が低下)しました。一方で、外国為替市場では“質への逃避”から円が全面高となっています。米ドルは円を除く主要通貨に対しては上昇しました。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、2012年1月30日の終値は19.40%となりました。前日比0.87ポイントの上昇で、投資家心理が悪化したことを示しています。VIX指数は朝方20.33%まで上昇しましたが、その後下落し、再び20%を下回っています。
また、1月30日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は21.92%で、前日比0.52ポイントの上昇となりました。2営業日振りの上昇です。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。
下記はVXV指数のチャートです。まだ下落基調が続いているということができます。
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