金融ストレス指数の動き(2012年1月20日時点):プラス0.575%、3週間連続で低下! | COTレポートの読み方

金融ストレス指数の動き(2012年1月20日時点):プラス0.575%、3週間連続で低下!

セントルイス連邦準備銀行はフィナンシャル・ストレス・インデックス(St. Louis Financial Stress Index=日本語では“金融ストレス指数”と呼ばれている)という指数を開発し、週ベースのデータを公表しています。昨年、日経新聞でも取り上げられ(20111129日朝刊16面)、日本でも知られてきたようです。

2012120日時点の数値が今朝(NY時間126日午後)に発表されていますので、確認しておきましょう。

金融ストレス指数は、18のデータから算出し、金融市場の不安感を示す指標として使われています。金融ストレス指数が上昇すれば、金融の安定度が低下、ストレスが蓄積されていることを示唆し、逆に金融ストレス指数が低下すれば、金融市場における安定度が増したことを示唆します。

 金融ストレス指数の詳細を知りたい方は、セントルイス連銀が公表している下記のページを参照してください。

http://research.stlouisfed.org/publications/net/NETJan2010Appendix.pdf

 下記は金融ストレス指数のチャートです。

2012120日時点ではプラス0.575%となっています。前週比0.065ポイントの低下で、3週間連続で下落しています。金融市場におけるストレスが弱まっていることを示しています。これは株式相場にとってはプラス要因となります。


COTレポートの読み方-金融ストレス1-20120120

 下記は金融ストレス指数とVIX指数を合わせたチャートです。概ね似た動きをしていることがわかります。


COTレポートの読み方-金融ストレス2-20120120


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