金融ストレス指数の動き(2011年10月21日時点):プラス0.905%、2週間連続で低下!
セントルイス連邦準備銀行はフィナンシャル・ストレス・インデックス(St. Louis Financial Stress Index=日本語では“金融ストレス指数”と呼ばれている)という指数を開発し、週ベースのデータを公表しています。10月21日時点の数値が日本時間10月28日早朝に発表されていますので、確認しておきましょう。
金融ストレス指数は、18のデータから算出し、金融市場の不安感を示す指標として使われています。金融ストレス指数が上昇すれば、金融の安定度が低下、ストレスが蓄積されていることを示唆し、逆に金融ストレス指数が低下すれば、金融市場における安定度が増したことを示唆します。
金融ストレス指数の詳細を知りたい方は、セントルイス連銀が公表している下記のページを参照してください。
http://research.stlouisfed.org/publications/net/NETJan2010Appendix.pdf
下記は金融ストレス指数のチャートです(10月21日までのデータを反映)。
10月21日時点ではプラス0.905%となっています。前週比0.043ポイントの低下で、2週間連続で下落しました。金融市場におけるストレスが緩和されていることを示しています。
欧州債務危機問題について解決の方向性がみえてきたことから、次週発表の数値も低下する可能性が高いといえます。
下記は金融ストレス指数とVIX指数を合わせたチャートです。概ね似た動きをしていることがわかります。
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