VIX指数の動き(2011年9月29日時点):38.84%、前日比-2.24ポイント
9月29日のNY株式市場はまちまちの動きとなりました。ダウ工業株30種平均とS&P500指数は上昇したものの、ナスダック総合株指数は下落しています。
朝方発表された新規失業保険申請件数と4~6月期の実質GDP確定値がいずれもコンセンサス予想よりも内容が良かったことから、買い先行でスタートしました。また、ドイツ連邦議会(下院)で欧州安定基金(EFSF)の機能拡充法案が賛成多数で可決したとのニュースが伝わると買いが強まりました。ダウ工業株30種平均は一時250ドル超上昇しています。その後利益確定売りが入り、また中国経済が悪いとの観測が広まると、急速に売られ、一時マイナス圏に入りました。引けにかけては再び買われていますが、値動きの荒い一日でした。セクター別ではアップルや半導体関連株が軟調で、ナスダック総合株指数は下落しています。
なお、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して続伸しました。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、9月29日の終値は38.84%で、前日比2.24ポイントの低下となりました。2営業日振りの低下で、投資家心理が改善したことを示しています。ただ、一時42.00%まで上昇しており、VIX指数も乱高下しています。
なお、VXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は38.18%で、前日比1.34ポイント低下しています。2営業日振りの低下です。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。
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