VIX指数の動き(2011年7月29日時点):25.25%、前日比+1.51ポイント
7月29日のNY株式市場は続落しました。ダウ工業株30種平均は6営業日連続安となっています。
朝方発表された4~6月期の実質GDP速報値が前期比年率+1.3%となり、コンセンサス予想(+1.8%)を下回ったことで売り優勢となり、ダウ工業株は一時150ドル超下落しました。7月のシカゴ購買部協会景気指数がコンセンサス予想を下回ったこともマイナスに作用しています。ただ、大きく下げたところでは、新規の買いと買い戻しも入り、一時反発しています。引けにかけては再び売られました。
外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対しては下落しています。ドル円相場は1ドル=76円台に入りました。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、7月29日の終値は25.25%で、前日比1.51ポイント上昇しました。5営業日連続の上昇で、投資家心理の悪化が続いています。一時25.94%まで上昇しています。終値ベースでVIX指数が25%台にのせたのは3月17日以来です。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです。VIX指数の動きからみると、NY株式市場はさらに下落する可能性があります。
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