VIX指数の動き(2011年7月28日時点):23.74%、前日比+0.76ポイント
7月28日のNY株式市場はまちまちの動きとなりました。ダウ工業株30種平均とS&P500指数は下落しましたが、ナスダック総合株指数は反発しています。ダウ工業株30種平均は5営業日連続の下落です。
朝方発表された失業保険申請件数はコンセンサス予想よりも良い内容だったため、買い先行でスタートしました。前日大きく下げたことから買い戻しも入り、ダウ工業株30種平均は一時80ドル超上伸しました。しかしながら、米連邦債務上限引き上げ問題がいまだに着地点がみえないことから、売りがかさみ、結局下落して引けました。ただし、好決算銘柄が多かったナスダック総合株指数は上昇して引けています。
外国為替市場では、米ドルがユーロや豪ドルなどに対しては買われましたが、円や英ポンド、スイスフランなどに対しては下落しました。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、7月28日の終値は23.74%で、前日比0.76ポイント上昇しました。4営業日連続の上昇で、投資家心理の悪化が続いていることを示しています。一時21.20%まで下落しましたが、引けにかけて上昇しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------