対外及び対内証券売買契約の状況(6月25日に終わる週):海外投資家は3週間連続で株式売り越し!
2011年6月25日に終わる週対外及び対内証券売買契約の状況(指定報告機関ベース)が発表されましたので、確認しておきましょう。
非居住者による株式の取得・処分状況(6月25日に終わる週)は318億円の処分超過(売り越し)となりました。3週間連続の売り越しですが、売り越し金額は前週(1,904億円)に比べて減少しています。
外国人投資家の日本株に対するスタンスは、「弱気」から「中立」に変わったと判断します。
下記は非居住者による公社債の取得・処分状況です。6月25日に終わる週は1兆255億円の処分超過(売り越し)に変わりました。2週間振りの売り越しです。
下記は、対外及び対内証券売買契約(株式・中長期債・短期債のすべてを合計したネットの数値)の合計値および4週平均値と、ドル円相場を合わせたチャートです。
このグラフは、週ベースでの証券投資の流れがドル円相場にどう影響しているかを示唆するチャートとなります。
6月25日に終わる週は、1兆3,968億円の資金流出超となりました。2週間振りの資金流出超となっています。
これはドル円相場にとっては円安圧力に変わったことを意味します。
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