金融ストレス指数の動き(2011年5月13日時点):マイナス0.079%、2週間連続で上昇! | COTレポートの読み方

金融ストレス指数の動き(2011年5月13日時点):マイナス0.079%、2週間連続で上昇!

セントルイス連邦準備銀行はフィナンシャル・ストレス・インデックス(St. Louis Financial Stress Index=日本語では“金融ストレス指数”と呼ばれている)という指数を開発し、週ベースのデータを公表しています。513日時点の数値が発表さていますので、確認しておきましょう。

金融ストレス指数は、18のデータから算出し、金融市場の不安感を示す指標として使われています。金融ストレス指数が上昇すれば、金融の安定度が低下、ストレスが蓄積されていることを示唆し、逆に金融ストレス指数が低下すれば、金融市場における安定度が増したことを示唆します。

 金融ストレス指数の詳細を知りたい方は、セントルイス連銀が公表している下記のページを参照してください。

http://research.stlouisfed.org/publications/net/NETJan2010Appendix.pdf

 下記は金融ストレス指数のチャートです(513日までのデータを反映)。

513日時点ではマイナス0.079%となっています。前週比0.017ポイントの上昇で、2週間連続で悪化しています。ただ、水準はまだ低く、米国の金融市場が安定していることを示唆しています。


COTレポートの読み方-金融ストレス1-20110513

 下記は金融ストレス指数とVIX指数を合わせたチャートです。概ね似た動きをしていることがわかります。


COTレポートの読み方-金融ストレス2-20110513


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